第一回 マナカーブってなんぞ?
はじめまして、おはこんばんにちは。
ぽて と申します。
私はもう10~15年ほど(うろ覚えですが)TCGをプレイしていました。
最近はDCG(シャドバやハースストーン、ウォーブレあたり)をずっとプレイしていますが、TCG、DCGに限らず、カードゲームって勝ち数を維持するのが結構難しいんですよね。
しかも、ファティーグだのバウンスだの、始めたばかりの人ではわからない言葉や、うまいデッキ構築(何をもって上手いというのかは難しいですが)ができない!みたいな壁にぶち当たりがちなんですよね。私もそうでした。
大会や、DCGのマッチなどで上級者や強い人に当たって心が折れる事もしばしば、、、
そんな始めたばかりのカードゲーマーさんをお助けしたいな、と思いこのブログを始めました。このブログでは、TCGスラング(CG内でよく使われる言葉)や概念、デッキの組み方や相性やコンボなどについて紹介、解説していきたいと思います。
さて、記念すべき第一回目の記事は
「マナカーブ」
です。
はい?となる方やそんなの知ってるぞ!なんて方もいらっしゃると思いますが、実はこのマナカーブ、カードゲームをやっていくうえで一位二位を争うものだと私は思っています。
マナカーブは、デッキを組むうえでとても重要な概念であり、必ず必要になってくるテクニックでもあります。(マナ、PPといった概念があるものに限りますが)
マナカーブとは、カードをマナコスト別に並べ、それぞれに含まれるカードの枚数をグラフにした際に描かれるカーブのことです。
ざっくりいうと、デッキ内のバランスのことです。
これは一例ですが、このようにコストが大きくなるにつれて枚数が少なくなっています。これがマナカーブです。マナカーブは、ある意味デッキ内の各コスト帯のカードの枚数の目安のようなものです(後述しますが、デッキコンセプトによって理想とされるマナカーブも変わってきます)
コストが存在する以上、コストが高くても低くてもコスト踏み倒しをしない限りはコストを支払わなくてはいけません。それはゲームの序盤、中盤、後半、どのタイミングでも変わりはありませんし、カードゲームにおけるルールでもあります。
しかし、コストの高いカードばかりでデッキを組んでは、序盤に大量に高コストカードが余り、コストの低いカードがくるか、コストの高いカードが出せるマナになるまで動くことができません。
逆にコストの低いカードばかりではゲームが進むにつれ、対戦相手の使ってくる高コストカードに対処できません。
あくまで目安ではありますが、先ほどのマナカーブを守ることでしっかりとしたデッキが組めます。(もちろんデッキの中のカードも重要です)
ですが、上記のようにバランスよく構築されるデッキだけでなく、高コストカードを出しやすくするカードを採用し、それ以外を高コストカードにして大型のモンスターで試合を決めるデッキや、デッキの大半を低コストカードにして最速で試合を終わらせるデッキもあります。
これはシャドウバースにおける、初期におけるランプドラゴンのマナカーブです。
このマナカーブを見ると、3コストのカードと6コスト以上のカードの枚数が同じです。
次に、ハースストーンにおける初期のミラクルローグを見てみましょう。
グラフではなくて見にくいかもしれませんが、3コスト以下のカードがデッキの過半数を占めています。
上記の二つのデッキには特徴があり、ランプドラゴンの場合は高コストカードの連打で勝利するデッキ、ミラクルローグの場合は低コストカードを駆使し、カード間のシナジーを高め勝利するデッキです。
最初に述べたマナカーブは、俗に言うミッドレンジ(このあたりのデッキ名称についても後々記事にします)で見かけることが多いマナカーブです。
デッキのコンセプト次第では、理想とされるマナカーブが大きく変わってくるので、自分がどんなデッキを使いたいのか?どのカードを使いたいのか?と考え、マナカーブを意識して組むと勝率もぐっと上がること間違いなしです。